従前の精神科病棟では様々な精神科疾患を画一的な環境で診療してきました。しかし、疾患が異なれば治療法や回復の仕方も異なります。うつ病・うつ状態にあった治療・療養環境の提供をめざし、当院では専門治療病棟として1998年にストレスケア病棟を開設いたしました。
疲れたこころとからだを癒すコンセプトで作られた個室11床(トイレ完備、一部ユニットバス付)を中心にした病室で、うつ病・うつ状態の特化した治療プログラムを提案しています。
作業療法プログラムではアートセラピーや自律訓練法・うつ状態に対する運動療法などを行い、病棟のプログラムとしてアロマオイルを用いたハンドマッサージや呼吸体操・瞑想を提供しています。
必要に応じて心理カウンセリングや復職(職場復帰)プログラムを活用し、社会復帰を支援いたします。
※ 現在、慢性期疾患をお持ちのご高齢者も入院されています。
治療の流れを病状に合わせ基本的に「休息期」・「回復期」・「退院準備期」の3期に分け多職種で連携し、退院へのプログラムを進めています。
医師・看護師・作業療法士・臨床心理士・薬剤師・精神保健福祉士などがチームを組んで、治療にあたらせていただきます。さらに、精神保健指定医・精神科専門医など専門性の高いスペシャリストを揃え、より安心で専門的な治療を目指しています。
「こころとからだを癒す」をコンセプトに作られた個室11床(トイレ完備、一部ユニットバス付)を中心にした病室です。
中には和室と洋室を兼ね備えた特別個室2床もご用意しております。
うつ病・うつ状態からの職場復帰に向けた、「復職支援プログラム」を導入しています。
自宅での療養においては生活リズムや睡眠が不規則になりがちです。一般的な職場環境に近い規則正しい生活リズムを整え、退院後にも継続できるようサポートしていきます。
短期集中プログラムとして通常の精神療法・薬物療法に加えて、主に以下のメニューを約1ヶ月間で実施します。
物の見方、考え方(認知)を再検討し、感情の状態や気分、行動について学びます。
コミュニケーションよりかかるストレスに自身も相手も円滑なコミュニケーションを目指します。
自身の職業をデザインするためのヒントを探っていきます。
これまでの仕事とプライベートのバランスをスタッフと一緒に振り返りながら、両立を目指します。
革細工、編み物、書道などの手工芸を通して、集中力向上や自信の回復を援助します。
絵画、模写などアートの創造活動を通して、気持ちや考えを他者に伝達する訓練をします。
身体ほぐし、ストレッチなどの実施し、身体的・精神的なストレスを緩和します。
発声や歌唱、体操を通して身体感覚を養い、心身のバランスを整えます。
有酸素運動やウォーキングを行い、体力向上や症状の軽減を図り、再発を防ぎます。
病床数 | 39床 (特別個室:2床、個室:9床、4人部屋:28床) |
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対象の疾患 | うつ病、抑うつ状態、双極性感情障害 |
スタッフ体制 | 医師、看護師、看護補助者、精神保健福祉士 作業療法士、臨床心理士 |
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午前 | |
起床 朝食までに洗面や着替えなどを行います。 外出散歩、携帯電話、タブレット等返却 |
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朝食 |
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朝検温・血圧測定、環境整備 部屋の掃除をさせていただきます |
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作業療法プログラム |
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主治医面談 |
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昼食 |
午後 | |
ラジオ体操・集団散歩など |
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作業療法プログラム クラフト、アートセラピー等 |
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夕食 |
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入浴 |
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携帯電話、タブレット等回収 |
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テレビ視聴 |
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就寝時間 |
午前 | |
起床 朝食までに洗面や着替えなどを行います。 外出散歩、携帯電話、タブレット等返却 |
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朝食 |
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検温・血圧測定、環境整備 部屋の掃除をさせていただきます。 |
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作業療法プログラム |
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主治医面談 |
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昼食 |
午後 | |
八王子駅周辺外出 当院シャトルバス利用 |
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外出より戻り 当院シャトルバス利用 |
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夕食 |
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入浴 |
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テレビ視聴 |
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就寝時間 |
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