院長あいさつ

院長: 三根 芳明
当院は1965年より地域に根ざした精神科専門病院として開院し、1997年にIMSグループが譲り受け現在に至ります。
当初は統合失調症治療が中心でしたが、1998年に新たに建設した新館4階をストレスケア専門病棟として、多くのうつ病・うつ状態の患者様も受け入れられる環境を整えました。
ちょうど1998年から日本において自殺者数が急激に増え、現在でも大きな社会問題となっています。
しかし精神科病院の社会的なイメージはどうしても閉鎖的な印象が強く、なかなか病院にかかりづらいため、当院では明るく開放的な病棟を目指し、患者様が心から安心して治療に専念できるような環境をつくっていきたいと努力してまいりました。
そして従来の精神科治療に加え、うつ病・うつ状態に特化したプログラムやチームで治療する仕組みを作りました。
治療内容についても徐々に充実させており、認知行動療法やうつ症状に対する運動療法などの新しい治療も取り入れ、加えて精神疾患を合併した人工透析患者様の治療も行っています。
また治療だけではなく、訪問看護、精神科デイケアなども行っており、併設している自立訓練施設・川口ハイツとともに、患者様の社会復帰にも力を入れています。
また、症状が良くなっても、なかなか職場に復帰できない方も多くいらっしゃるため、このような方のためにリワークのサポート(復職支援)も行っております。
今後も社会のニーズに応えられる精神疾患治療を行い、より多くの患者様の社会復帰をサポートしていきたいと考えています。